伝説と歴史の息吹をたどる ~那須烏山~
宇都宮から車でのんびりドライブ。鮮やかな景色がひろがります。
名所や歴史的な文化遺産が多い栃木県の中でも、深い歴史が体感できる那須烏山エリア
安時代末期「屋島の戦い」で、源義経の従者として扇を射るエピソードを後世に残した那須与一。
この那須氏に縁のある地域が、この那須烏山エリアです。
烏山城跡
旧烏山町の中心から北西に位置する八高山に築かれた山城で、山の形が牛の寝姿に似ていると「臥牛城」とも呼ばれています。
「のぼうの城」の成田長親、織田信長の息子信雄の居城で、城跡は樹木に覆われていますが、空堀や土塁、石垣などの遺構は残っています。
市役所烏山庁舎北側から毘沙門山・城山に至る約1時間程度の遊歩道がありますので、城跡を散策することもできます
上空からの写真や周辺のお城情報など
とちぎいにしえの回廊 中世下野の武士団で↓
https://www.inishie.tochigi.jp/route_detail.html?id=2
アクセス・周辺案内
https://www.tochigiji.or.jp/spot/3939/
森田城跡
那須与一の一番上の兄である、那須光隆こと森田太郎光隆。彼が築いた城がこの森田城になります。
この山城は、那珂川の支流である荒川右岸の丘陵に築かれ、崖を利用した自然の要塞であり、難攻不落の竜崖城と伝えられています。
最後は、豊臣秀吉によって廃城とされました。
烏山城の歴史について↓
http://www.city.nasukarasuyama.lg.jp/index.cfm/9,0,38,html
竜門の滝
那須烏山市の郊外にある大滝。
この龍門の滝は、那珂川に合流する江川にかかる幅65m高さ20mの大滝。大蛇が住むという伝説が今でも残っています。
20メートルの段差を水が勢いよく流れる光景は、迫力満点!
滝の中程には、女釜・男釜と呼ばれる2つの深い縦穴があり、そこに大蛇が住んでいたという伝説から『龍門の滝』と呼ばれるようになりました。
遊歩道から滝を間近で見ることができ、滝つぼ近くまで降りられます。
大蛇伝説も残る、壮観な大滝。
https://www.tochigiji.or.jp/spot/4001/
竜門ふるさと民芸館
龍門の滝の入口に立っている民芸館。
烏山や龍門の滝に関する伝承コーナーも有り!
入館料は嬉しいことに無料!
滝とセットでぜひ訪れてみてください。
https://www.tochigiji.or.jp/spot/3954/
近くには、延暦22年(803)に坂上田村麻呂が創建したと伝わる古刹。「太平寺」があり、周辺の景色は素晴らしいので必見。
寛文12年(1672)に移築された仁王門は市の文化財に指定されています。
境内には川口松太郎氏の小説「蛇姫様」のモデルとなった「於志賀(おしか)姫」のものとされる墓があり
なんとも風情のある場所です。
詳しくはこちらで
https://www.tochigiji.or.jp/spot/3971/
山あげ祭り
ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財「烏山の山あげ行事」。
歴史と伝統を誇る。日本一の移動式野外劇。
絢爛豪華な歌舞伎舞踊
烏山の山あげ行事の歌舞伎演題は9演目。なかでも、シンボルとも言えるガマが登場する「将門」、迫力ある鬼女が登場する「戻橋」、烏山の民話をもとにした「蛇姫様」が主要演目です。
その他にも、「子宝三番叟」、「吉野山狐忠信」、「梅川」、「関の扉」、「老松」、「乗合船」があり、どれも個性的で面白みのある美しい舞踊です。
毎年7月の第4土曜日を含む金曜・土曜・日曜の3日間行われます。
https://www.tochigiji.or.jp/event/7668/
さらに詳しく「山あげ祭」を知るなら↓
http://www.nasukara-yamaage.jp/spotlight/spotlight02.html
山あげ祭の雰囲気をいつでも!
山あげ会館
http://www.nasukara-yamaage.jp/y_kaikan/index.html
烏山和紙
奈良時代からの歴史を持つ烏山和紙。
また、厚紙の至宝といわれる程村紙(ほどむらし)は、国選択無形文化財に指定されています。
烏山和紙の歴史や販売など詳しくは↓
https://www.tochigiji.or.jp/spot/6833/
島崎酒造のどうくつ酒蔵
どうくつ酒蔵は高さ・幅ともに3.5mの3本の坑道とそれらをつなぐ5本の横坑で構成され、総延長は約600m
詳しくはこちら↓
https://www.tochigiji.or.jp/spot/4005/
唐の御所
唐(から)の御所。
将門一族の伝説が残る古代の墓室です。
和見、北向田から小口にいたる西尾根に散在する横穴群は、国指定の史跡で古墳時代後期の豪族の墓と伝えられています。
こちらの横穴墓は凝灰岩(ぎょうかいがん)の丘陵の南斜面に掘り込まれた精巧(せいこう)さでは全国屈指。
また平将門の娘がこの地に逃れ、この横穴で娘を生んだという伝説が残されています。
https://www.tochigiji.or.jp/spot/4466/
とちぎいにしえの回廊 しもつけの夜明け
栃木の古墳がわかります↓
https://www.inishie.tochigi.jp/route_detail.html?id=0
烏山藩三万石の城下町として栄えた歴史をたどる
http://yamaage.3g-kizuna.jp/machinaka/?page_id=25
幕末から明治・大正・昭和戦前にかけての近代遺産をたどる
http://yamaage.3g-kizuna.jp/machinaka/index.php?page_id=26